鼓組の御神楽
[358]_予習の成果は・・・ ＨＯＭＥ 2005/11/1(Tue) 10:26:21 返信
かじかじ（中学生）・・・ｌｅｖｅｌ：5 ｅｘｐ：33
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１１月１２日、東京成徳大学の学園祭（翠樟祭）に招待されました。
この大学には「日本伝統文化学科」という学科があるので、
せっかくだから、演奏するだけではなく、
現在、鼓組は予習をしている・・・はず。
ちょっと意地悪く、予習の成果をチェックしてみましょう。
【問題】鼓組のレパートリーに「御神楽（みかぐら）」がありますが、
次の１～５について、それぞれ説明しなさい。
１．御神楽
２．里神楽
３．巫女神楽
４．出雲神楽
５．獅子神楽
１年の時、ＭＣデビューで、
「御神楽はお米の収穫を祝うために作られたもので」
と言って、私に「誰が作ったんだ」と言われてしまった「しん＠鼓組２年」君、どうでしょう。
【鼓組による注・もともとの御神楽は伝統行事（神事）なので作者はいません】
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[359] Re:こんなかんじでいかがでしょうか？ 2005/11/2(Wed) 21:28:01
イリオモテヤマネコ （幼稚園生（おとこのこ））・・・ｌｅｖｅｌ： 1 ｅｘｐ：0
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「しん＠ 鼓組 ２年」先輩ではありませんが答えさせていただきます。一応自分が担当なので・・・。
１、御神楽・里神楽
まず、そもそも神楽とは毎年消耗、衰弱するとされる人や土地の生命力を神の降臨によって力を得て再び強力なものにするために行われる行事です。神勧請の方式によってその種類はおおまかに分類されます。宮中で行われるものを御神楽、地方で行われるものが里神楽となります。前者は専門の芸者によって行われ、儀礼化してしまっている場合も多くあります。また、歌謡中心となっているのも大きな特徴の一つです。後者はとくに芸者が決まっているわけではなく、現地の人々によって執り行われます。こちらは歌舞、能が中心となります。
２、巫女神楽
巫女神楽は前述の神楽を神に奉仕する巫女が行うもので、本来は自身が神に憑依されることで代弁者的な役割を果たすものとされています。
３、獅子神楽
忌み穢れを祓い清める神事として古くから行われてきたものを湯立といい、それを神楽に取り入れたものが湯立神楽です。その中で霜月に行われるものを霜月神楽といい、その中心行事となるのが獅子神楽です。旧暦の霜月は、魂の復活を祈る鎮魂月とされる月なので、この時期の神楽は招魂（外来の魂を呼ぶことで厄払いなどををしたりする）の意味合いが非常に強いとされています。
４、出雲神楽
湯立神楽が伊勢流とされるのに対し、能神楽などが出雲流とされています。神楽である以上、基本的な趣旨などは同じですが発祥元の地域や神社の違いなどから名称も変わったものとなります。
・・・こんなかんじです。資料を探していて思ったのですが、資料によって名称や説明が異なっているものがずいぶん多いです。なので上記の説明が完全に正しいわけではありません。日本全国に広がっていてさらに地方でさまざまな形態にわれたものですから当然といえば当然ですが・・・。講義の際にいろいろと質問してみたいと思っています。以上です。
[361] Re:予習の成果はどうでしょうか？？ 2005/11/5(Sat) 20:54:33
しん＠ 鼓組 ２年 （幼稚園生（おとこのこ））・・・ｌｅｖｅｌ： 1 ｅｘｐ：1
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そんなこともありましたね・・・。あれからＭＣには気をつけてます。（当たり前か。（・・；））
予習の成果を活かして、答えます！！
ｲﾘｵﾓﾃﾔﾏﾈｺ君が詳しく説明してくれてますが・・・。
神楽というのは、簡単に言うと神を奉るために奏する歌舞、また能や狂言の舞事の１つ。
その中で区別すると、皇居及び皇室との関連が深い神社で奏する歌舞が①の御神楽、民間の神社の祭儀で奏する歌舞が②の里神楽。
③の巫女神楽は巫女が神に仕えて神楽を行い、神意をうかがい、神託を告げるもの。この巫女には未婚の女性が多いらしい。
④の出雲神楽は島根県に伝わる有名な神楽の１つで、曲構成が「七座」「式三番」「神能」の３部構成になっているのが特徴の神楽。「七座」とは面を着けずに剣や榊を持って清めたり、祓ったりして舞うもの。「式三番」とは能楽から取り入れた舞。「神能」とは姫・鬼・大蛇などの面を着けて舞う神話劇。
⑤の獅子神楽は獅子頭を御神体として、その呪力により悪魔祓いや息災延命を祈祷するもの。
と、こんな感じです。どうでしょうか？！
【 鼓組 による注・ 鼓組 は宗教団体ではありません】