鼓組を評す
「旧・学校版鼓組HP」への転載を、2005年に、唐丸さんから許可していただきました。
唐丸見聞録<2001/02/25 (日)>
祭・お囃子・宮彫刻等、徒然なるままに!(- -)
祭・お囃子・宮彫刻等、徒然なるままに!(- -)
02/24(土)雨 第7回鼓組夜祭の演奏会を見て。
02/24(土)雨 第7回鼓組夜祭の演奏会を見て。
鼓組の正式名称は八千代高校吹奏楽部和太鼓芸能集団鼓組というのだそうだ。
要するに、吹奏楽部員の有志によって結成されている。
男子3名、女子7名で組頭は女子の2年生です。
なぜこのようなことを説明しているかというと、吹奏楽はご存知のように西洋音楽の団体で、日本の祭囃子の団体とは過去において、受け入れない部分がありました。
鼓組の場合、我々の祭囃子とは系統の違う和太鼓(組太鼓)ですが使用している楽器は同じ物です。しかも和楽器を始めて1~2年の生徒です。
この7名の女子部員は賞賛していいと思います、それはよくありがちなひ弱さは全くなく、太鼓を目一杯鳴らしているという点、若さだけの問題ではありません。
組太鼓というパフォーマンスを見せるという性格上、演技だけでなく楽しく演奏することにも配慮しているし、締太鼓も調べを使用し音もキッチリでした。
篠笛も連管の掛け合いで吹いたり、合奏したりいろいろやっておりました。
御神楽・八丈・三宅・総田楽・秩父屋台囃子と演目があり、私は都合で御神楽・八丈しか見ていませんが、総合指導している方は鬼太鼓座等のプロ集団出身と見ています。
私を含めて西洋音楽一辺倒で教育されてきた人たちはこれだけの潜在能力をもっているというのに驚かされたし、今までの指導法では太刀打ち出来ないことを痛感しました。