13 今とは何かについて。今の五十態。

今とは何かについて

今の五十態

0・今とは何かとなる前提、先天の今がある。

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1・持続しているイマココにある今がある。

2・イマココにイマと考えている今がある。

3・イマココにイマと考えられている今がある。

4・過去から来るイマと思える今がある。

5・過去から来るイマを今と思う今がある。

6・今ある今のうち今から未来に置こうとする今がある。

7・今ある今のうち今から未来に置かれる今がある。

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8・あるものをここに有らしめる今の働きがある。

9・有るものを今後もここに有らしめる持続の今の働きがある。

10・有ったものをここに有らしめる今の働きがある。

11・有ったものにイマココで結ばれる今の働きがある。

12・イマあるものを量りに則って選択しこれから置こうとする今の働きがある。

13・イマあるものを量りに則って選択しこれから拡げようとする今の働きがある。

14・今あるものの表面に全体全面性として完成させようとする今の働きがある。

15・今あるものの内面に全体全面性として完成させられる

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16・今を有らしめ働かす今がここから立ち上げる今の領域動因がある。

17・今を有らしめ働かす今がここに回帰する今の領域動因がある。

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以上は今の先天領域。

以降は今の後天現象。

まずは心象領域。

18・タ・印象のように意識に最初に現れる今の全体像を得る今の動きと心象実在。

19・ト・全体像を気にして戸を開け見ようとする今の動きと心象実在。

20・ヨ・見ようとした先にある実在を確認しようとする今の動きと心象実在。

21・ツ・確認された実在をどうしようかとにつっと離れる今の動きと心象実在。

22・テ・つっと離れて何を目指そうか選択する今の動きと心象実在。

23・ヤ・選択された心象を目指して矢のように飛んで行く今の動きと心象実在。

24・ユ・定まった行く先に動きと実在とその関連事項が、止めどもなく続いて押し出されてくる、今の動きと心象実在。

25・ヱ・押し出されてくる綿のような心象事象が形ある実となる(綿津見)ように、息と霊とが口腔内で働くようになる、今の動きが物象になろうとする。

26・ケ・身物象になろうとする所(みなと)に集められて、速やかに明らかに次の物象次元の霊となるように整理準備される今の動きと心象実在。

27・メ・身物象になろうとする所(みなと)に集められて、速やかに明らかに次の物象次元の客体実体となるように整理準備される今の動きと心象実在。

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心象領域から物象(音声以前)への変態。

28・ク・身物象(言葉)に成ろうと整理された心象イメージに物理現象(舌、声帯、顎、唾液、等)が加わり言葉に組まれる最初の物象です。今を現わす一般的な言葉としての単なる今という言葉だけの次元となります。その一般性の今のうち、気、霊の方面と心、心象を組んで物象に宣(の)り組むものとして現わす今になります。

29・ム・身物象(言葉)に成ろうと整理された心象イメージに物理現象(舌、声帯、顎、唾液、等)が加わり言葉に組まれる最初の物象です。今を現わす一般的な言葉としての単なる今という言葉だけの次元となります。その一般性の今のうち、音、体の方面と心、心象を組んで物象に宣(の)り結ばれるものとして現わされる今になります。

30・ス・組まれ結ばれたものが連なり動く今の様子となります。心象がどんどん出てきてどんどん組まれ結ばれ過去から現在未来へと押し出されていきます。その時の一定の形を取り結ばれた形の動きのない状態の今です。

31・ル・組まれ結ばれたものが連なり動く今の様子となります。心象がどんどん出てきてどんどん組まれ結ばれ過去から現在未来へと押し出されていきます。その時の一定の形を取り結ばれた形の流れていく状態の今です。

32・ソ・組んで結ばれた物象の形をとった言葉に、持続の活力である実在エネルギーを水分や気力として注ぐ制御をする言葉の今です。

33・セ・組んで結ばれた物象の形をとった言葉に、持続の活力である実在エネルギーを水分や気力として注ぎ過ぎないように制御する言葉の今です。

34・ホ・こうして適宜な物理現象としての形を伴った言葉になりますが、そこには心象の霊の発せられた意味が久しく内容として、豊に包含されて先まで延びて続いていく言葉の今となります。

35・ヘ・こうして適宜な物理現象としての形を伴った言葉になりますが、そこには心象の体の目指す先の様子が久しく内容として、豊に包含されて先まで延びて続いていく言葉の今となります。

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物象の領域から物質(有声)の領域に変態。

前段の霊側と体側が組まれ言葉の物理的な誕生の準備ができました。

36・フ・こころざし(先天、心象、物象)の全てが物質の形で最初に飛び出してくる様子です。先天のウ、心象のタ、物象のク、物質のフへと連なる、各意識次元の始めの形となる全体印象の今の形を形成します。

37・モ・全体印象の始めの形にはそのかこの全てとそれに続くものが藻(百)のようにまとわりついてきます。この時には物質の形をとっていますが、それには久しく能く精神(内容、霊、実相、意味等)が宣(の)って持続して現わされていて、そのような今の形として形成されます。

38・ハ・藻のようにまとい付く姿は木に生い茂る木の葉のようです。それは山頂が山全体を支え示すように単体の木の葉(単音)がその時の今の形を形成します。この単音木の葉は先天の八父韻であり己の心が言葉に渡されあらわれたもので、またそれ自身渡すものとしてあります。

39・ヌ・木の葉は散り飛翔し他の人に届くにはまず、気付かせなければなりません。木の葉一枚(単音、全部で五十)は、過去の全部とこれからの見通しの詰まった鹿屋(かや、神の家)で、他者(耳)に聞かれ(五感全部)るために対峙し、言葉の火(か)が矢(や)となって全野原(の)を覆うように貫き縫われようと、そのような今の形として形成されます。

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心が物質(音波等)の形をとりました。受ける側との共有調和が求められます。受けて側で再度の変態となります。

言葉に宣(の)せられた精神のうち五感とその欲望だけは、今の形として身体活動に直結して表現されます。

40・ラ・他者の精神領域に入ってその精神の霊方面を求め叩き訪ねます。そのような今の形として形成されます。精神的な作用反作用。耳孔に到達。

41・サ・他者の精神領域に入ってその精神の体方面を求め叩き訪ねます。そのような今の形として形成されます。物理的な作用反作用。

42・ロ・他者の地盤での活動は皆目霧の中です。うろうろしつつ内部に進入し、錐をまわし挿し貫くようなそのような今の形として形成されます。精神的な作用反作用。耳孔の奥を模索。

43・レ・他者の地盤での活動は皆目霧の中です。うろうろしつつ内部に進入し、錐をまわし挿し貫くようなそのような今の形として形成されます。物理的な作用反作用。

44・ノ・暗い内部に進入し(頭脳内で)、反作用のある扉(十の戸のどれか)を開けそれに宣(の)り、発信側の意図に沿っているか、その霊的側面を繰り返し復誦します。そのような今の形として形成されます。頭脳内で共有性を得るため変態。

45・ネ・暗い内部に進入し(頭脳内で)、反作用のある扉(十の戸のどれか)を開けそれに宣(の)り、発信側の意図に沿っているか、その体的側面(音)を繰り返し復誦します。そのような今の形として形成されます。

46・カ・音声が聞かれ、その内実が何であるかを集積し蓄積した中から掻き集めて、今までの経過が到達して霊側の意味内容が再構築できているか煮詰め直し探ります。霊側の意味内容を了解してそのような今。

47・マ・音声が聞かれ、その内実が何であるかを集積し蓄積した中から掻き集めて、今までの経過が到達して体側の実体構造が再構築できているか煮詰め直し探ります。体側の意味内容を了解してそのような今。

48・ナ・音声が再構成され、それらが仕切られそれぞれの間切りを与えられました。そこでその内容が了解されかっきりと与えられた間の中で霊・体の内容が確立され確認されます。その内容が「な(名)」です。こうして今が名となります。

49・コ・名が付けられるのは、大いなる宜(よろ)しき霊屋子(都・みやこ)として、発信側の意図と受信側の共有性の全部を秘めているということになります。

こうして単音であり単音に秘められた共通性である宇宙世界であり、霊性と物質性が統合されていたり、心でありながら表現物質でありそのいずれでも無い、つまり子が第三者として創生されます。

その姿は父母とは違った第三者として霊と体(父と母)を今拘束します。

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50・ン・子が表徴物質となったものです。

→→宇宙(空)--先天(あな)・十七神--真名(まな)--

神名(かな)・大気中--真名(まな)--先天(あな)→→宇宙(空)--