24【言霊ユ】 風木津別の忍男の神(かざもつわけのおしをのかみ)

24【言霊ユ】 風木津別の忍男の神(かざもつわけのおしをのかみ)

風木津別の風は霊を表わし、木は体または物質を表わします。忍男とは押し出して来る言霊の意。一つの建造物の如くイメージとなってまとまって来ましたが、霊と体(物質)との区別をチャンと持ちながら、それぞれの内容が次第に鮮明に押し出されて来ました、の意です。先天の意図が何であるか、が一つのイメージとしてまとまって来たのですが、それだけでなく、霊的にも物質的にもその内容がどうなっているか、まで鮮明にまとまって来た、の意です。そういう全体の姿が温泉の湯の如くに湧き出した、の意。

言霊ユに漢字を当てはめますと、湯(ゆ)、弓(ゆみ)、行(ゆ)く、斎(ゆ)、揺(ゆす)る、結(ゆ)う、夕(ゆう)、言(ゆ)う、……等があります。

風木津別(かぜもつわけ)の忍男(おしを)の神

言霊ユ 先天の活動が意図するものは何か、が一つのイメージにまとまって来たが、そのイメージは伊耶那岐・伊耶那美の霊と体、主体と客体との関係を保っており(風は霊、木は体)それが言霊(男)として押し(忍)(おし)出される姿(神)であるという事です。

言霊ユは湯(ゆ)・弓(ゆみ)・結(ゆう)・言(ゆう)・夕(ゆう)・縁(ゆかり)・歪(ゆがみ)・裄(ゆき)・行(ゆく)・雪(ゆき)・揺(ゆする)等に用いられます。