47【言霊マ】 大戸或女の神(おほとまどひめのかみ)

46【言霊カ】 大戸或子の神(おほとまどひこのかみ)

47【言霊マ】 大戸或女の神(おほとまどひめのかみ)

大戸惑子(おほとまどひこ)の神・言霊カ、大戸惑女(おほとまどひめ)の神・言霊マ

耳孔に入ってきた有音の神音が言霊ノ・ネで復誦され、大戸惑子、大戸惑女の言霊カ・マで頭の中で掻き回され、「あゝだ、こうだ」と煮つめられます。カマは釜で煮つめます。かくて有音の神名が純粋の真名(言霊)に還元されて行き、内容が確定されます。

言霊カに漢字を当てますと、書(か)く、掻(か)く、貸(か)す、返(かえ)す、借(か)りる、掛(か)ける、囲(かこ)う、掠(かす)む、勝(か)つ、賭(かけ)……等があります。

言霊マに漢字を当てますと、丸(まる)い、幕(まく)、混(ま)ぜる、巻(ま)く、迷(まよ)う、真(ま)、魔(ま)、負(ま)ける、稀(まれ)に、間(ま)、曲(ま)げ……等があります。

大戸惑子の神。次に大戸惑女の神。

言霊カ、マ 耳の孔に入って来た言葉は復誦され、次にその意味・内容は「こうかな、ああかな」と考えられます。掻(か)き混(ま)ぜられ、次第に煮(に)つめられます。煮つめの道具を釜(かま)と呼びます。この作業で言葉の意味・内容が明らかにとなり、有音の神名は完全に真名に還ります。大戸惑子の神は霊を、大戸惑女の神は音を受け持ちます。

言霊カは掻(かく)・貸(かす)・借(かりる)・金(かね)・返(かえす)・刈(かる)・神(かみ)・囲(かこむ)・考(かんがえる)・柿(かき)等に、言霊マは真(ま)・魔(ま)・巻(まく)・廻(まわる)・豆(まめ)・増(ます)・的(まと)・馬(うま)・間(ま)等に使われます。