め  復命(かえりごと)と復元

古事記の復命(かえりごと)と復元 前文。 2012/6/7(木) 午前 4:18

古事記の復命(かえりごと)と復元歴史

古事記の復命(かえりごと)と復元 前文。

前文。

子供の頃、お金を拾ったら交番へ届けなさいと言われた。

人類の秘宝を見つけたのに黙っているわけにはいかない。

持ち主は分かっている。スメラミコトです。

今はもういないが、子孫と統率する民がいる。

しかし、見つけたと騒いでも理解してもらわなければ、持ち腐れになる。

また、見つけた人たちの間で統一されていなければ通用しない。

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≪古事記とは≫

古事記はコジキと読み、コの事を記したものです。

コは子のことで、両親から誕生してそれ自身独立した働きを成していく子のことです。

コはまた、こころ(心)の現れを示します。心のコとしての現れは言葉です。

ですのでここでのコジキは、心の働き成す事を記した書ということになり、こころの現れである言霊の原理教科書となります。

古事記の神代の巻は、神名を借りた言霊の働き成す事を記した精神原理の教科書です。

言霊原理は古事記の冒頭百神(建速須佐男の命)までのコの事として述べられています。心の動きは古事記の記述通りに循環しているので、この百神を述べることがそのまま精神原理の解説と運用になっている。

古事記の本来の面目は神代の神話と言われている上巻にあり、全人類の為の精神の真話です。

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後に追加される項目。

⇒ 古事記の成立。言霊原理の隠匿。安万侶。神名と言霊と明治天皇。

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言霊原理の循環する目次。

精神原理の変化成長躍進を示す区分。(一~十四)

言霊百神。(言霊要素50+言霊運用50)

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精神の動きは古事記の記述通りに進むので、冒頭百神をそのまま書けば目次になっている。また原文がそのまま目次になるほど精製精錬されている。

原文には最少限度の解説もなく、神名そのものが解説のための暗喩呪示となっている。

言霊循環とは。

一言を聞いたり見たり話したりして納得了解するには、百神を全部通過して始めて通じ合うという意味です。

言霊の単位要素は一語の言葉、「あ」なら「あ」、「い」なら「い」、ですから、「あ」と言おうとして、「あ」と発音して、「あ」と聞いて、「あ」と了解して、相手の「あ」を確かめ、自分の「あ」と付き合わせて、自他共に「あ」であることを了解して通じ合う瞬時を見た時、実に百神を通過していく過程があり、それが分析ができるということです。

そして一言目が了解できた時は、それが記憶領域に【 宇摩志阿斯訶備比古遅(うましあしかびひこぢ)の神。言霊 ヲ (こころの構造、記憶経験実体世界)】に移動して、それを通して次の言葉が繋がっていくことです。

例えば、「コンニチハ」はコ・ン・ニ・チ・ハとそれぞれの100神の通過があり、計500神の経過了解を通して、「今日は」となるようなものです。実際には繋がる度に繋がりを了解していきますから回数はさらに増え、心の一文を現すのに八百万の神神を瞬時に通過して操作しているのです。

しかし注意してください。今の説明は単なる繋がりの数を数えただけのもので、ぐるりと廻れば自分の尾尻を掴むというだけのものです。これでは上層に昇ることはできません。それで次に螺旋階段によって上に行くことをイメージするわけですが、この場合には各階にあるものをそのまま全部集め持ち上げていく事を追加しなくてはなりません。

「コンニチハ」といったときに「ハ」の終わりと同時に「コンニチ」も同時に引き上げられて、一丸と成るようなものです。現時点にあるものは前段を内容として取り上げるが、前段を実体化しないということです。

その時の心の動きが万人に共通であるため、古事記として原理の形で残しました。

百神目に至るまでには一つもないがしろにできない、たった一つの全体構造を持った原理です。

全ての、心の問題、人の行為、社会、世界の原理となるものです。

一万年前に大和のスメラミコトたちが成し遂げた事です。

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復命と復元。心の目次。先天①

神名と捕捉解題を加えた心の目次。神々の宝座。

古事記は心の現れを記したものです。

【天地(あめつち)の初発(はじめ)の時、高天(たかあま)の原(はら)に成りませる神。】

≪吾(あ)の目(め)が付(つ)いて地(ち)に成る初発の時、「タ」「カ」の先天の原(音図)に成りませる原理法則。≫

を、余すところなく伝えたものです。

あめつちは、

・・吾(あ)の目(め)が相手対象側に付(つ)き地(ち)上現象と成る、その実在内容が五種

・・吾(あ)の目(め)が相手対象側に付(つ)き地(ち)上現象と成る、その付き方の八種

を、統合したものです。

(一~十四) は心の領域による創造的分類、

(1~50) は神名で暗喩呪示された言霊要素、

[運用1~50] は精神の運用要素。

いずれも三貴子において一循環が完了して、先天(あな)の宇宙のいしずえ(空即是色)となり、ここに心の御柱が立つ。

大八島の先天。天津磐境 (先天十七神)

(一) 淡路の穂の狭別の島

(0)天譲日天狭霧国禅月国狭霧の尊。

・・(心の問題の出所。人間は常に今、今、今、今、どんなことが起ころうとも今から始まる。その一瞬に決めるその時が、何もないところからそれをしようとする瞬間。)

(1) 【 天の御中主(みなかぬし)の神。言霊 ウ】 今-今(中今)の源泉。

・・(今此処のこころの五次元層の全体発生、問題の提示。たかあま原のタカ未剖判)

アとワ(淡路)の言霊(穂)が別れて出て来る(別)狭い(狭)区分(島) 言霊ウは主客未剖、アワはそこから分れます

(二) 伊豫の二名島

(2) 【 高御産巣日(たかみむすび)の神。言霊 ア 】 今全体の主体側源泉。

・・(心の自覚の働き、主体。たかあま原のタに剖判。)

(3) 【 神産巣日(かみむすび)の神。言霊 ワ】 今全体の客体側源泉。

・・(心の自覚の内容、客体。たかあま原のカに剖判。)

二名とはアとワの二音言霊のこと 宇宙剖判で主体アと客体ワに分れます この主と客に分かれることが全ての自覚の始まりです イとヰの現象を創造する働きの予めの区分

(三) 隠岐の三子島

(4) 【 宇摩志阿斯訶備比古遅(うましあしかびひこぢ)の神。言霊 ヲ 】 過去-今の客体側源泉。

・・(こころの構造、記憶経験の実体化されたものの全体世界)

(5) 【 天の常立(とこたち)の神。言霊 オ 】 過去-今の主体側源泉。

・・(こころの構造、記憶経験を実体化してしまう全体世界)

(6) 【 国の常立(とこたち)の神。言霊 エ 】 今-未来の主体側源泉。

・・(こころの構造、言霊ヲを選択してどう扱うのか、組んで似せていく実践智慧の全体世界)

(7) 【 豊雲野(とよくも)の神。言霊 ヱ 】 今-未来の客体側源泉。

・・(こころの構造、これから組んで行かれる選択の相手世界)

隠岐とは隠り神、三つ子とは三段目に現われる言霊という意味

言霊オ・ヲ(経験知)、エ・ヱ(実践智)は文明創造上最も重要な精神性能です

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復命と復元。心の目次。父韻。

(四) 竺紫の島

・・(吾(あ)の目(め)が相手対象側に付(つ)き地上(ち)現象と成る、その意志内容の付き方の八種。)

(8) 【 宇比地邇(うひぢに)の神。言霊 チ】 (ウ-ア-エ-チ)全体性を与える。

・・(獲物を目標とするようにそれだけを全面に立たせて吾の目がそのまま現れるような、吾の目の向けかた。あってほしい-あってほしい、ある-ある。)

(9) 【 妹須比智邇(いもすひぢに)の神。言霊 イ】 (ウ-ワ-ヲ-イ) 全体性を受け取る。

・・(相手対象に向けられた吾の目がそのまま相手対象から受け取れるような、吾の目の向け方向けられ方。ある-ある。)

(10) 【 角杙(つのぐひ)の神。言霊 キ】 (ウ-ア-オ-キ)引き当てる働き

・・(自己の体験内容に合わすように吾の目の角を出して探り当てるような、吾の目の向け方。あった-ある。)

(11) 【 妹活杙(いくぐひ)の神。言霊 ミ】 (ウ-ワ-ヱ-ミ) 引き寄せる働き

・・(自己の体験内容にあった杭(くい・判断内容)を得ようとするような、吾の目の向け方向けられ方。あった-ある。)

(12) 【 意富斗能地(おほとのぢ)の神。言霊 シ】 (ウ-ア-オ-シ) 拡がりの保存収縮

・・(大いなる(お)心の現れの(ほ)識別選択(と)の働き(の)固定安定した土台(ぢ)の現れてくるような、吾の目の向け方。ある-あるだろう。)

(13) 【 妹大斗乃弁(おほとのべ)の神。言霊 リ】 (ウ-ワ-ヲ-リ)拡がったものの保存収縮

・・(大いなる(お)心の現れの(ほ)識別選択された(と)働き(の)が発展伸長して縁(へり)

、辺(へ)へ向かうような、吾の目の向け方、向けられ方。ある-あるだろう。)

(14) 【 於母陀流(おもだる)の神。言霊 ヒ】 (う-わ-ヱ-ヒ)火花の先端にて、表面性

・・( ハッと気付き、ピカッと閃き、フッと欲しくなり、ヘと選択し、ホッと安心了解する心の精神内容が表面周辺に現れ出てくるような、吾の目の向け方。全部ある-全部あった。)

(15) 【 妹阿夜訶志古泥(あやかしこね)の神。言霊 ニ】 (ウ-ア-エ-ニ)火花の先端の固定化、表面性

・・(アヤカシコネ。吾夜か止子音。吾・私の心の見えない内面部にある実体内容が静かに煮詰まり堅まり現象と成って吾に迫り現れ出てくるような、吾の目の向け方。全部ある-全部あった。)

竺紫は尽くしの謎 八つの父韻は言霊イ(伊耶那岐神)の実際活動のリズム 「身一つにして面四つ」の意味は作用・反作用の陰陽一対四組の知性の律の島です

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(五) 伊岐の島

(16) 【 伊耶那岐(いざなぎ)の神。言霊 イ】

・・ (意志の発動。八父韻の力の出所。心の名の気。イの働きがチキヒシの能動父韻となって現れる。) 親韻

(17) 【 妹伊耶那美(み)の神。言霊 ヰ】

・・ (意志の帰還。心の名の身。イミリニの受動父韻となって現れる。)

伊岐とは伊の気でイ言霊のこと

心のすべての現象はここから現われ出て、また此処に帰っていくのです

現象としてそのものが現れることはないが、現象化の原動力となる。

創造意志として現象そのものの現れにならないということは、現象対現象、実体対実体の世界を越えて空無対意思の世界を創造できる。そのために何も無い名前も与えられていない世界に名前を与えることができる原動力となることができる。

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