さ 「もの」の在り方、「とき」の動き方

「もの」の在り方

一 そのものが現前しているという在り方

二 そのものが過去からきたという在り方

三 そのものが未来へいくという在り方

四 そのものが上記全体としてあるという在り方

「ある」というのは上記全体を統一したものとしては、「無い」に対するもの。

そこで「ある」というときには、上記四態のどれかを指す。

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「とき」の動き方

一 「とき」が動いていくより近いと感じる時の動き・「とき」そのものが現れているという動き・今-今のそのものの動き。言霊チ。

二 「とき」を思うより「とき」の動きの方が近いと感じる時の動き・「とき」の持続が感ぜられる動き・今-今の持続そのものの動き。言霊イ。

(一と二は能動受動の対)

三 あった「とき」を自分の方へ掻き寄せるときの動き。過去-今の引き寄せの動き。言霊キ。

四 あった「とき」に自分を結びつけようとする動き。過去-今の結実の動き。言霊ミ。

(三と四は能動受動の対)

五 自分を基準にして「とき」をあらしめようとする動き。今-未来に静める動き。言霊シ。

六 自分を基準にした「とき」が発展伸長させられる動き。今-未来に拡げられる動き。言霊リ。

(五と六は能動受動の対)

七 「とき」を心の表面に完成する動き。過去今未来を全体を開く動き。言霊ヒ。

八 「とき」が心の内面に煮詰まる動き。過去今未来の全体を煮詰める動き。言霊ニ。

(七と八は能動受動の対)