10 今の図式化

今の図式化

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◎ あ め つ ち

吾の 眼が 付いて 智に(地に)成る

(あ) (め) (つ) (ち)

わたし(吾)の 意識(こころ)が 付いて 認識・創造対象と成る

古事記でいう『あめつち』は、大空の天と、地上界の地で天地世界を指すことではなく、

意識と心の中の対象をさします。

古事記の神代の巻は、『あめつち』の「あ(吾)」が、『天照大神』の「あ(吾)」に成長発展していき、

吾(あ)の間(ま)を照らす神となる心の原理論です。

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◎ あ め つ ち

吾の 眼を 都となる 地にすべし

(あ) (め) (つ) (ち)

わたし(吾)の 意識(こころ)を 都(みやこ・霊屋子)として 地に成すべし

(意識の本源)

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◎ 今とは何か

イマ ココ の言霊原理図 ( 菊花紋 )

【チ】

↑ -- ウ -- ↑

\ | /

【ヒ】 | 【ヒ】

ア-ワ | ア-ワ

↑ | /

\ | /

\ | /

【ニ】 | 【ニ】

↓ | ↓

⇒イ ヰ イ ⇒

⇒【キ←→ミ】→-ヲ-オ-→----⇒ヰ 渦○ ヰ⇒-----→-エ-ヱ-【シ←→リ】⇒ ⇒イ ヰ イ ⇒

↑ | ↑

【ニ】 | 【ニ】

/ | \

/ | \

ア-ワ | ア-ワ

【ヒ】 | 【ヒ】

/ | \

↓ -- ウ -- ↓ → 【イ】 →

時間の流れ (図全体が今)

⇒ ⇒ ⇒ (過去-今) ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ (今-今) ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ (今-未来) ⇒ ⇒

十六菊花弁

チイキミシリヒニ

ウオヲアワエヱ

イヰ

イマ ココ の言霊原理図 ( 菊花紋 )

宇比地邇(言霊チ)の神

【チ】

天の御中主の神 ウ

↑ -- ウ -- ↑

於母陀流(言霊ヒ)の神 | /

【ヒ】 | 【ヒ】

高御産巣日の神 ア-ワ 神産巣日の神 | ア-ワ 神産巣日の神

↑ | /

\ | /

妹阿夜訶志古泥(言霊ニ)の神 | 妹阿夜訶志古泥(言霊ニ)の神

【ニ】 | 【ニ】

↓ | ↓

角杙(言霊キ)の神 ⇒ イ ヰ イ ⇒ 意富斗能地(言霊シ)の神

天の常立の神 オ 伊耶那岐神 イ 国の常立の神 エ

⇒【キ←→ミ】→-ヲ-オ-→---⇒-ヰ 渦○ ヰ-⇒---→-エ-ヱ-→【シ←→リ】⇒

宇摩志阿斯訶備比古遅の神 ヲ 伊耶那美神 ヰ 豊雲野の神 ヱ

妹活杙(言霊ミ)の神 ⇒ イ ヰ イ ⇒ 妹大斗乃弁(言霊リ)の神

↑ | ↑

【ニ】 | 【ニ】

妹阿夜訶志古泥(言霊ニ)の神 | \

/ | \

ア-ワ | ア-ワ

【ヒ】 | 【ヒ】

/ | 於母陀流(言霊ヒ)の神

↓ -- ウ -- ↓

天の御中主の神 ウ

→ 【イ】 →

妹須比智邇(言霊イ)の神

時間の流れ(図全体が今)

⇒ ⇒ ⇒ (過去-今) ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ (今-今) ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ (今-未来) ⇒ ⇒

十六菊花弁

チイキミシリヒニ

ウオヲアワエヱ

イヰ

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イマ ココ の言霊原理図 この図全体が今(イマ・イの間)です。

◎ 天津管麻の御柱 ◎

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| |

宇比地邇(言霊チ)の神 ∧ |

| 高御産巣日の神ア |

| ∨ 妹須比智邇(言霊イ)の神

| |

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| | | |

角杙(言霊キ)の神 ∧ | |

| | 天の常立の神 オ | |

| | ∨ 妹活杙(言霊ミ)の神

| | | |

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| | | | | |

意富斗能地(言霊シ)の神 ∧ | | |

| | | 天の御中主の神 ウ | | |

| | | ∨ 妹大斗乃弁(言霊リ)の神

| | | | | |

| | | |----------| | | |

| | | | | | | |

於母陀流(言霊ヒ)の神 ∧ | | | |

| | | | 国の常立の神 エ | | | |

| | | | ∨ | | | |

| | | | 妹阿夜訶志古泥(言霊ニ)の神

| | | | | | | |

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⇒ 人の創造意志のいのちの弾み、いのちのうねり。 ⇒

いとなみ いきさま

伊耶那岐神 イ

⇒ ⇒ (過去-今) ⇒ ⇒ (今 ◎ 今) ⇒ ⇒ (今-未来) ⇒ ⇒

伊耶那美神 ヰ

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⇒ いのちのうなり、ひびく基底音。 時間の流れ ⇒

ありさま 実在

豊雲野の神 ヱ

天の御中主の神 ウ 妹阿夜訶志古泥(言霊ニ)の神

妹大斗乃弁(言霊リ)の神

宇摩志阿斯訶備比古遅の神 ヲ 妹活杙(言霊ミ)の神

妹須比智邇(言霊イ)の神

神産巣日の神 ワ

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この図全体が イマ(今)

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天 地

あめつち

あ め つ ち

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吾の 眼を 付けて 地に成す

吾の 眼の 見地に立って 地に成す

吾の 眼が 付いて 地に成る

吾の 眼が 付いて 地に実を結ぶ

私の 意識が 働いて 相手対象に成る

吾の 眼が 付いて 智に成る

私の 意識を 働かせて 現象と成す

私の 意識を 働かせて 智慧と成す

○○○○○○ ○○○○○○ ○○○○○○ ○○○○○○

言霊学の先天原理構造。 あまついわさか(天津磐境)。

チ宇比地邇(うひぢに)の神

オ天の常立(とこたち)の神< イ妹須比智邇(いもすひぢに)の神

ア高御産巣日(たかみむすび)の神< >イ伊耶那岐(いざなぎ)の神

エ国の常立(とこたち)の神< キ角杙(つのぐひ)の神

ミ妹活杙(いくぐひ)の神

ウ天の御中主(みなかぬし)の神。<

シ意富斗能地(おほとのぢ)の神

ヲ宇摩志阿斯訶備比古遅の神< リ妹大斗乃弁(おほとのべ)の神

ワ神産巣日(かみむすび)の神< >ヰ妹伊耶那美(み)の神

ヱ豊雲野(とよくも)の神 < ヒ於母陀流(おもだる)の神

ニ妹阿夜訶志古泥(あやかしこね)の神

↓ (その結論に到達する過程である禊祓(みそぎはらい)

その理想の精神構造・あまつひもろぎ・(天津神籬)

「ひもろぎ」とは霊諸招の意

霊(ひ)とは言霊であり、諸(もろ)とはその言霊のすべてを意味し、招(おぎ)とはそれ等すべての言霊を一つの音図の中に置き足らわして得る人間精神の最高調和の構造と言った意味であります。と同時にまた、霊とはこの地球上に於いて生産され、その内容が多くの人々の承認を得るよう主張する一切の文化の内容の事でもあります。天津神籬と呼ばれ、またの名、天津太祝詞(ふとのりと)と称せられる精神構造の立場に立つ時、それ等地球上に於て主張される文化活動のすべてを一つの取りこぼしもなく取り上げ(摂取)、それに世界人類文明を創造するため役割を担わせ、生命を与えて行く(不捨)事が出来る人間の最高精神構造の意でもあります。

○○○○○○ ○○○○○○ ○○○○○○ ○○○○○○

まず、吾の眼(わたしの心)が、

先天にすでに用意されています。

そこで先天の働きがわたしに、「おさめ固め成せ」と、

汝の心の動因を発揮せよと、活動を促し誘ってきます。

これを、

【天地・あめつち・吾の眼が付いて地に成る】

といいます。

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○ 心の力動韻は チイキミシリヒニ の八つです。

自我の成立 = 名前をつけること

(イ--意思の発動)

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チ) 宇比地邇(うひぢに)の神。【ここに天津神諸(もろもろ)の命(みこと)】

(ウの性質)全体性 今-今。 いとなみ、働き。

精神宇宙全体がそのまま現象発現に向って動き出す端緒の力動韻

宇は地と比べて近い。天は地と比べて近い。吾の眼の全体感はそのまま相手対象に向ういとなみ・働きをする。

チ) 自我の成立を目指す胎動が始まり、

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イ) 妹須比智邇(いもすひぢに)の神。【以ちて、】(や行のイ)

(ウの性質) 全体性。 今-今。なりさま、実体

動き出した力動が持続する韻

すべからく智に比ぶるに近かるべし。智による選択に依らずとも相手対象のなりさまと成る。智慧の選択に比べることなくそのまま持続すべし。

イ) その働きが持続していき、

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キ) 角杙(つのぐひ)の神。【伊耶那岐の命・】

(オの性質)掻き進める働き。過去-今。 いとなみ、働き。体験内容を自我の方向に掻き寄せようとする力動韻

立てた規範をもって、自分の心の中にあるものを角を出して角の先で、その運用に合うように相手対象他から掻きくくって自分の方へ引き寄せるいとなみ、働き。

キ) 自我の働きいとなみ、主体側と

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ミ) 妹活杙(いくぐひ)の神。【 伊耶那美の命の二柱の神に詔りたまひて、】

(ヲの性質) 掻き集める。過去-今。なりさま、実体。

精神内容の中に己にある自己の体験内容に思いが結びつこうとし、自分からその方へ近づいて行って捕らえてくっ付く力動韻。

釣りあげた生きた魚をてなづけるように立てた規範に相手対象を適合させるようななりさまを探す働き。

ミ) 自我の実体、客体側なりさまに剖判して、

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シ) 意富斗能地(おほとのぢ)の神。 【「この漂(ただよ)へる国を修理(おさ)め固め 】

(エの性質) 拡がりの保存収縮。今-未来。いとなみ、働き。

精神宇宙にある精神内容が螺旋形の中心に静まり収まる力動韻

大いなる量りの働きの地。選択決着を目指して納めようとするいとなみの識別の土台となる働き。

シ) 剖判されたギミ(自己)がそのまま目的結果となり、実在世界の働き・実体と成る事を目指して、

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リ) 妹大斗乃弁(おほとのべ)の神。 【成せ」と、】

(ヱの性質)保存収縮の拡がり。 今-未来。なりさま、実体。

ある精神内容が宇宙の拡がりに向って螺旋状に発展拡大して行く力動韻

大いなる量りのわきまえ。選択識別されたなりさまが繰り返し述べられるような働き。

リ) それぞれが事実として確認されるように(八父韻の働きで)、

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ヒ) 於母陀流(おもだる)の神。 【天の沼矛(ぬぼこ)を賜ひて、】

(アの性質)火花の先端にて、表面性。過去-今-全体。 いとなみ、働き。

精神内容表現が精神宇宙球の表面に完成する韻

意識内容が自己の表層へと上昇し自己の表面結界を超えて、表面で見つかったものと結び付こうとする働き

ヒ) ギ・ミの表面に指示される言葉を受け、

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ニ) 妹阿夜訶志古泥(あやかしこね)の神。 【言依さしたまひき。】

(ワの性質)火花の先端にて、表面性。過去-今-全体。なりさま、実体。

物事の現象の種が精神宇宙の中核に煮詰まり成る韻

心の深部(夜)のなりさまの恐れおおさがもの事の原因となるように煮詰まる働き。

ニ) その表現されたものを花開かせる行動の名目とします。

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今現在ある姿の原理規範。

例えば机の上でリンゴを転がします。父韻というのはこの転がりを四つの陰陽で語ることになります。

一、転がるリンゴの 今現在ある姿の 直接性の全体の陰陽の視点。(ウ・ウ。チ・イ。)

二、転がるリンゴの 今現在ある姿の 過去から今になっている陰陽の視点。(オ・ヲ。キ・ミ。)

三、転がるリンゴの 今現在ある姿の 今から未来に向かう陰陽の視点。(エ・ヱ。シ・リ。)

四、転がるリンゴの 今現在ある姿の 表層か中心に向かう陰陽の視点。(ア・ワ。ヒ・ニ。)

五、ここに意思が加わり、

0(れい)、ここにレイ(霊)の先天があります。

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(イ--意思の発動)

チ) 自我の成立を目指す胎動が始まり、 チ--ここに天津神諸(もろもろ)の命(みこと)

イ) その働きが持続していき、 イ--以ちて、(や行の イ)

キ) 自我の働きいとなみ、主体側と キ--伊耶那岐の命

ミ) 自我の実体、客体側なりさまに剖判して、 ミ--伊耶那美の命の二柱の神に詔りたまひて、

シ) 剖判されたギミ(自己)がそのまま目的結果となり、実在世界の働き・実体と成る事を目指して、

シ--「この漂(ただよ)へる国を修理(おさ)め固め

リ) それぞれが事実として確認されるように、(八父韻の働きで) リ--成せ」と、

ヒ) ギ・ミの表面に指示される言葉を受け、 ヒ--天の沼矛(ぬぼこ)を賜ひて、

ニ) その表現されたものを花開かせる行動の名目とします。 ニ--言依さしたまひき。

(ヰ--意思の帰還)

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○ 「シ」への経過で肝要なことは、「チ」の胎動が持続して「イ」、そこで「キ・ミ」に剖判していることです。

そして「シ」で結果となる実在世界を目指して、「リ」の父韻で、言葉を用いて「ヒ」、花開かせる名目「ニ」にします。

○ この並びは古事記冒頭の並び(1-2-4-8-2)と同じになっています。

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○ チイキミシリヒニの動き。

「ウ」次元での父韻の配列。

○・キシチニヒミイリ・○

あ・カサタナハマヤラ・わ

「オ」次元での父韻の配列。

○・キチミヒシミイリ・○

あ・かたまはさなやら・わ

「ア」次元での父韻の配列。

イ・チキリヒシニイミ・○

あ・たからはさなやま・わ

「エ」次元での父韻の配列。

イ・チキミヒリニイシ・ヰ

あ・たかまはらなやさ・わ

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「みとる」と「ちぎる」=今の「イ」の一瞬とは下記の八つの統合体のこと、

を原理的に述べると、冒頭にある通り、

宇比地邇(うひぢに)の神(言霊チ)の、今現在の全体が出現して、

次に妹須比智邇(いもすひぢに)の神(言霊イ)の、今-今の全体が持続していき、

次に角杙(つのぐひ)の神(言霊キ)の、持続に過去全体が生じて過去-今になり、

次に妹活杙(いくぐひ)の神(言霊ミ)の、過去に結びついてそれが過去-今のミになります。

ここまでなら今有るもの・有ったものを現出させることになりますが、よくみると、今有る有ったものは、これから現出するものとはなっていません。過去-未来への進行形がこれからできていくという形をまだとっていません。

今までの言葉を使うなら、「ミ」ができましたが、まだ「ト」るまでに至っていないのです。そこで、

次に意富斗能地(おほとのぢ)の神(言霊シ)の、今-未来の内向する方向と、

次に妹大斗乃弁(おほとのべ)の神(言霊リ)の、今-未来の外向する方向に選択し、

次に於母陀流(おもだる)の神(言霊ヒ)の、今の-全体の開く心情心情と、

次に妹阿夜訶志古泥(あやかしこね)の神(言霊ニ)、今-全体の煮詰まる心情感情になります。