『言霊世界 わ・和』
以下に言霊学の冒頭と結末を載せます。
天地(あめつち)の初発(はじめ)の時、高天(たかあま)の原(はら)に 成りませる神の名(みな)は、
天の御中主(あめのみなかぬし)の神(言霊ウ)。次に
高御産巣日(たかみむすび)の神(言霊ア)。次に
神産巣日(かみむすび)の神(言霊ワ)。
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ここに左の御目を洗ひたまふ時に成りませる神の名は、 天照らす大御神(言霊エ)。次に
右の御目を洗ひたまふ時に成りませる神の名は、 月読(つくよみ)の命(言霊オ)。次に
御鼻を洗ひたまふ時に成りませる神の名は、 建速須佐の男の命(言霊ウ)。
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このように古事記は言霊ウ(天の御中主の神)で始まり、言霊ウ(建速須佐の男の命)で終わります。これで一つ目の円環が閉じられ「わ」が創造されました。
言霊は一つ一つ意味内容が違いますので、ここにワができたと言っても、元にもどったのではなく、上昇循環された同じ位置に付いたと言うことです。
始めは分かれるウで、終りは寄り添い一体となるウです。
それは伊予の二名の島の領域で、オ、エの先天世界が予めでした、両児の島の領域でオ、エの一致した現象実在の双子の世界と成りました。