ブログ050~051。父韻

ブログ050。『 父韻資料。 』

各精神宇宙の言霊父韻の配列。

先天の精神宇宙

(ア)アオウエイ・天の御柱・自己と宇宙全体は統合されてあり、

チ・自己本来はアオウエイの全宇宙を網羅した精神宇宙にあります。

イ・それは宇宙次元全体として動いていきます。

キ・そこに吾の眼が宇宙に向かって付き関心を得る時、

ミ・宇宙にある自己意識がアオウエイのどれかの次元層に向かい、

シ・関心に応じた選択をして自己意識を決めて静め、

リ・その決めたものが発展し自己の意識となり

ヒ・それを言葉として自己に突き立て、

ニ・それを煮詰めて名目とします。

(ワ)ワヲウヱ・国の御柱・かくして自己の次元宇宙の選択と自己表出がなされる。

ウの精神宇宙・あいうえお

○・自分の本性が実は広い宇宙そのものだという自覚がない。それゆえその心の手順の初頭に立つべき母音の自覚を欠く。

キ・最初に母音の自覚があると、その行為は宇宙全体の具体化活動として父韻チから始まるはずだが、自己本来の面目の自覚がないのでその心の手順は、自分の心の中の欲望の一つを掻き寄せること、すなわちキで始まります。

シ・掻き寄せられた欲望の目的が心の中心に静まり不動のものとなる。自我欲望が決まれば、

チ・自己本来の面目の自覚があれば、この父韻の示す現象は宇宙全体または全身全霊などに関係したものとなるはずですが、いまの場合はこの自覚がありませんので、ここではチはその人間の経験知識信条といったのの総体をしめします。

ニ・その達成のために経験知識信条等の全部の中から選ばれた名分が、煮詰められ、

ヒ・その名分に都合のよい言葉が生み出され、

ミ・その言葉が他の人または社会に向かって、

イ・動く。

リ・しかしこの動きは止めども無い欲望の世界へ進展して、極まることがない。

○・父韻の配列がリで終わることは、欲望の目的と思われ追求されてきたものは次の欲望の端緒なのであって、この世界が際限のない流転の相であることを示しています。心中のこれで完結という終わりはあり得ません。そのために最初の母音イと共に最後の半母音㐄をも欠如することになります。

オの精神宇宙・あいおうえ

○・自己の本性即宇宙のなる自覚はない。

キ・何かの現象を見て疑問を感じる時、それを心の中心に掻き寄せ、

チ・その疑問を今まで蓄積された経験・知識全体に照合して、

ミ・今までの知識と疑問とが統合され止揚されるであろう理論を志向して、

ヒ・言葉として組み立て、

シ・検討されて正しいと心に決まれば、

ニ・その理論より行動の名目を立て、

イ・行動し、

リ・次の事態へと発展していきます。

○・この心構えもイマココの一瞬の中にそれ自体で完結した体系でなく、結論が次の疑問の始まりとなり際限なくつづくものです。

アの精神宇宙・いえあおう

イ・人は自己の本性即宇宙であることを自覚します。

チ・それゆえ、宇宙そのものが現象となる韻。ア次元である故、その行動の最初は感情の宇宙がそのまま発露される。

キ・次に、その時、そのところの一つの関心事あるいはテーマが、心の中から掻き寄せられ、

リ・心の中一杯に発展拡大されて

ヒ・一つの表現を得、

シ・その表現が心の中に行動の目的となって固定され、

ニ・そこから行動の名目が定まり、

イ・それが行動となって動き、

ミ・その方向の彼方に目標の実現があるであろうことを指し示し、訴えます。

○・最後がミで終わることは、その指示するものが基本要求であり未来の目標であるに留まり、イマココの一瞬において完結した思考体系でなく、結論は時の経過に委ねられます。

えの精神宇宙・あいえおう

イ・第一列の母音イの存在は完全自由な宇宙意識が成り立っていることを示しています。

チ・精神内を全体が直接現象として姿を現す韻。

キ・宇宙の中にあるものを掻き寄せ

ミ・結びつく。ところが今は言霊エ次元にある人について考えているのですから「いま、ここでいかにすべき」の選択の心の構造のことです。とすると掻き寄せ結びつく心の動きとは主体の状態と客体の状況を見定めることを意味します。宇宙意識の前にあって、言い換えますと、何ものにもとらわれない精神全体の光に照らされて、主体と客体の実相がはっきり把握されるということです。

ヒ・表面に開く韻です。把握された主客の双方を満足させ創造に向かわせる言葉がうみだされくことです。

リ・その言葉は心いっぱいに推し拡がっていくと、

ニ・心の底に行動の確固たる名目が定まり、

イ・それを心が推進し、

シ・結論に向かって集約していきます。

㐄・そしてイマココにおける心における完成された結論・結果が確定されます。半母音㐄じ終結します。

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父韻

言霊チ。宇比地邇(うひぢに)の神。

宇(いえ、宇宙、心の家、心の全体、人格全部)は地(眼に見えるもの、現実的なもの)と比べて以て近いものだ、天が地と比べて近い。。心全体が地に近いとは、心全体人格全体がそのまま現象となって現れ出てくること。

言霊チとは宇宙全体がそのまま現象となって現れ出ようとする力動韻ということ。ウンジニが宇宙全体がそのまま現象界に姿を現す韻。一瞬に現象化する力動。地に区比べて近い。決心して飛び出すとき。

精神宇宙全体がそのまま現象発現に向かって動き出す端緒の力動韻。

心の宇宙全体がその時その場で全体を現象化する瞬間の意志の韻。

言霊イ。妹須比智邇(いもすひぢに)の神。

「チ」と陰陽・作用反作用の関係。言霊イは現れ出てきた動きの持続する働きの韻。パッと現れたものが弥栄に延び続く姿。須らく智に比ぶるに近かるべし。智に比べで近い。飛び出した後は言霊イ。それは否応なく自分の智恵に頼らざるを得ません。

太刀を振り下ろす瞬間が言霊チなら、振り下ろされた太刀を持つ手がどこまでも相手に向かって延びていく様が言霊イ。

動き出した力動が持続する韻。

持続性の意志の働きの韻。

言霊キ。角杙(つのぐひ)の神。

判断力で人が生きるために必要な知識、信条、習慣等々を、角を出すように掻きくって自分の方に引き寄せてくる働きの力が父韻キ。

体験内容を自我の方向に掻き寄せようとする力動韻。

掻き操ろうとする意志の働き。

言霊ミ。妹活杙(いくぐひ)の神。

自らの判断力によって(杭)、生活をさらに発展させようと世の中の種々の物に結び付こうとする力動。

精神宇宙の中に己にある自己の体験内容に思いが結びつこうとする力動韻。

心の宇宙の中にあるものに真っ直ぐに結びつく働きの韻。

言霊シ。意富斗能地(おほとのぢ)の神。

大いなる量りの働きの地。大きな識別(斗)の働き(能)が土台となるように静まること、。言霊シとは人の心の動きが心の中心に向かって静まり収まる働きの韻。

精神宇宙にある精神内容が螺旋形の中心に静まり収まる力動韻。

螺旋状に求心的に中心に向かって静まる意志の動きの韻。

言霊リ。妹大斗乃弁(おほとのべ)の神。

大いなる量りのわきまえ。人間の識別の力(斗)が心の宇宙の拡がりに向かって何処までも活用されるよう発展伸長して行く力動韻。

ある精神内容が宇宙の拡がりに向かって螺旋状に発展拡大していく力動韻。

心の中をグルグル駆け回りまさに螺旋状に心全体に発展していく動きの原動力になる意志の韻。

言霊ヒ。於母陀流(おもだる)の神。

表面に完成する韻。物事の事態をしっかり把握してその言葉としての表現が心の表面に完成する働きの韻。

精神内容表現が精神宇宙球の表面に完成する韻。

言葉として意識表面に完成する原動力となる意志の韻。

言霊ニ。妹阿夜訶志古泥(あやかしこね)の神。

あやにかしこき音。心の底の部分に物事の原因となる音が煮詰まり成る韻。

物事の現象の種が精神宇宙の中核に煮詰まり成る韻。

事態か心の中心に煮詰まる根本意志の韻。

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ブログ051。『 メモ。父韻。子音側実体の変化変態の創造の詳細。 』

先天から現象へ。『 父韻。子音側実体の変化変態の働きの詳細。メモ。 』

概略。

先天《タ》から言霊タへ。

・先天の《タ》が

アオウエ・イ 天の御柱

ワヲウヱ・㐄 国の御柱

・次元を選んだ後は父韻の次元並びになる

・下記の32過程を通過して、

①、タトヨツテヤユエケメ(10)・津島。先天構造内に起った活動が津島という十言霊の現象を経て、頭脳内で実際のイメージにまとめられ行く過程です

②、クムスルソセホヘ(8)・佐渡。先天の活動が一つのイメージ化され、そのイメージを誰にどのような表現で伝えたらよいか、が検討されて言葉として表現・発生される処の区分

③、フモハヌラサロレノネカマナコ(14)・大倭豊秋津島。音声が空中を飛び、声は耳により入って聞いた人の頭脳内で「ああこういうことか」と了解され行動になります。 その後、言葉は先天宇宙に帰り、記憶として印画されて言葉の循環はここで終ります。 耳から入って了解されるまで。

・子音現象の《タ》となる。

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課題。

◆吾の眼のゼロ次元の始まり

◆どこで実在次元を選ぶか。母音実在世界。

◆何処で八つの働きの内その一つを選ぶか。父韻の働き。

◆今此処の五次元相はどう決まるのか。

◆今の現在-未来は何処にあるか

◆半母音ワに渡るとは何か。

◆子音は父母とは独立した存在。

◆変化していくのは実体側とは。

◆瞬間とは何かの分析。

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--ここから詳細--------------

先天から現象へ。『 父韻。働きの詳細。メモ。 』 詳細。

先天から現象へ。

先天《タ》から現象子音言霊タが生まれるまでの一瞬の動きを言霊循環で示す。

--始めに〈ウ〉。先天領域。---------

先天。

始まりの吾の眼には全体があった

(あ)ウ・アワ

(め)ウアワヲオエヱ

(つ)ウ・アワヲオエヱ・チイキミシリヒニ

(ち)ウ・アワヲオエヱ・チイキミシリヒニ・イ㐄

以上がイマココの各瞬間の初めにある先天構造。

--次に己の心の先天領域-----------------------

先天構造が各人の主体に載・宣る。

主体の活動の拠点ができる。心の御柱。

主体の活動が始まり、一般性共通項目共有させる(ヒルコ)を創造して心と事の普遍性領域ができる(淡島)。

主体が個別領域となれる心の締まり(14島)を得る。

--次に〈アワ〉-----------------------

先天が主体で自己が客体であることから転換が起きる。

ここに心の先天の自他ができて、頭の中で何かが始まった・瞬間が始まった・力動が起きた等々の先天が自己主体(己の心)の領域に載った。

己の心に先天の構造に対応する領域、一般性と個別性、が主体内にでき、客体世界を反映できるようになった。

こうして現象となる実体要素を産む。

--次に実体要素を扱う---------------------------

実体母音側

【あ】

実体子音側

【め】

・下記の32過程を通過して、

①、 津島。先天構造内に起った活動が津島という十言霊の現象を経て、頭脳内で実際のイメージにまとめられ行く過程です(10)

津島のタ

津島のト

津島のヨ

津島のツ

津島のテ

津島のヤ

津島のユ

津島のエ

津島のケ

津島のメ

【つ】

②、佐渡。先天の活動が一つのイメージ化され、そのイメージを誰にどのような表現で伝えたらよいか、が検討されて言葉として表現・発生される処の区分(8)

佐渡のク

佐渡のム

佐渡のス

佐渡のル

佐渡のソ

佐渡のセ

佐渡のホ

佐渡のヘ

【ち】

③、大倭豊秋津島。音声が空中を飛び、声は耳により入って聞いた人の頭脳内で「ああこういうことか」と了解され行動になります。 その後、言葉は先天宇宙に帰り、記憶として印画されて言葉の循環はここで終ります。 耳から入って了解されるまで。(14)

大倭豊秋津島のフ

大倭豊秋津島のモ

大倭豊秋津島のハ

大倭豊秋津島のヌ

大倭豊秋津島のラ

大倭豊秋津島のサ

大倭豊秋津島のロ

大倭豊秋津島のレ

大倭豊秋津島のノ

大倭豊秋津島のネ

大倭豊秋津島のカ

大倭豊秋津島のマ

大倭豊秋津島のナ

大倭豊秋津島のコ

・子音現象の《タ》となる。

--次に実体要素全体の世界を扱う---------------------------

全体を検討して音図となる。

全体というのは集めた材料の総体ではなく、構成要素(先天構造の十七、後天子音の三十二、表音文字言霊ン)の全部で五十。

天津菅麻スガソ・先天の《タ》ができた。(五十を使って。)

父韻より先に半・母音が先に確認される。(イ㐄は剖判せずアワに直接結びつく身切り・右)

自他の実体世界の次元が確定する。

喋る内容の次元世界が確定する。

天津菅麻音図 http://futomani.jp/futomani/09_0226.html

アオウエ・イ 天の御柱

ワヲウヱ・㐄 国の御柱 (父韻の並びは自由奔放)

これらは客体・実体世界を反映する音図となる。先天の自由奔放な音図に対応する、後天の自然そのままな音図。(ワクムスビ・スガソ)

自己(己の心)の領域内に自他(個別と一般)を乗せた

客体を自分の物としてしまう変態を始める

最後が「ニ」で終わるということは自分に煮詰まったものの確認を保持していくことになる。

--次にスガソの「ニ」の終わりが、心の次元の「二」で始まる音図となる-----------------------

先天のスガソの「ニ」で煮詰められた要素が全体となって押し出され、次元に応じた音図で展開される。

言霊ウの金木音図とそれで現される世界

○・自分の本性が実は広い宇宙そのものだという自覚がない。それゆえその心の手順の初頭に立つべき母音の自覚を欠く。

キ・最初に母音の自覚があると、その行為は宇宙全体の具体化活動として父韻チから始まるはずだが、自己本来の面目の自覚がないのでその心の手順は、自分の心の中の欲望の一つを掻き寄せること、すなわちキで始まります。

シ・掻き寄せられた欲望の目的が心の中心に静まり不動のものとなる。自我欲望が決まれば、

チ・自己本来の面目の自覚があれば、この父韻の示す現象は宇宙全体または全身全霊などに関係したものとなるはずですが、いまの場合はこの自覚がありませんので、ここではチはその人間の経験知識信条といったのの総体をしめします。

ニ・その達成のために経験知識信条等の全部の中から選ばれた名分が、煮詰められ、

ヒ・その名分に都合のよい言葉が生み出され、

ミ・その言葉が他の人または社会に向かって、

イ・動く。

リ・しかしこの動きは止めども無い欲望の世界へ進展して、極まることがない。

○・父韻の配列がリで終わることは、欲望の目的と思われ追求されてきたものは次の欲望の端緒なのであって、この世界が際限のない流転の相であることを示しています。心中のこれで完結という終わりはあり得ません。そのために最初の母音イと共に最後の半母音㐄をも欠如することになります。

母音・半母音欠くことがその精神的自由が完全には無いことを示しています。日夜現象のみを追いかける次元である。

言霊オの赤珠音図とそれで現される世界

○・自己の本性即宇宙のなる自覚はない。

キ・何かの現象を見て疑問を感じる時、それを心の中心に掻き寄せ、

チ・その疑問を今まで蓄積された経験・知識全体に照合して、

ミ・今までの知識と疑問とが統合され止揚されるであろう理論を志向して、

ヒ・言葉として組み立て、

シ・検討されて正しいと心に決まれば、

ニ・その理論より行動の名目を立て、

イ・行動し、

リ・次の事態へと発展していきます。

○・この心構えもイマココの一瞬の中にそれ自体で完結した体系でなく、結論が次の疑問の始まりとなり際限なくつづくものです。

母音・半母音欠くことがその精神的自由が完全には無いことを示しています。日夜現象のみを追いかける次元である。(八拳の剣)

言霊アの宝音図とそれで現される世界

イ・人は自己の本性即宇宙であることを自覚します。

チ・それゆえ、宇宙そのものが現象となる韻。ア次元である故、その行動の最初は感情の宇宙がそのまま発露される。

キ・次に、その時、そのところの一つの関心事あるいはテーマが、心の中から掻き寄せられ、

リ・心の中一杯に発展拡大されて

ヒ・一つの表現を得、

シ・その表現が心の中に行動の目的となって固定され、

ニ・そこから行動の名目が定まり、

イ・それが行動となって動き、

ミ・その方向の彼方に目標の実現があるであろうことを指し示し、訴えます。

○・最後がミで終わることは、その指示するものが基本要求であり未来の目標であるに留まり、イマココの一瞬において完結した思考体系でなく、結論は時の経過に委ねられます。

母音の自覚はあるが半母音を欠き、そのため、心の運びの最終結果は基本要求であるに留まり、結論は常に訴えられる先方に委ねられる。(九拳の剣)

1。言霊エの天津太祝詞音図とそれで現される世界。

イ・第一列の母音イの存在は完全自由な宇宙意識が成り立っている事を示しています。宇宙即自我の自覚。

チ・第二列寄りの父韻はチで始まります。父韻チは精神宇宙全体が直接現象として姿を現す韻です。全身全霊。

キ・宇宙にの中にあるものを掻き寄せ、

ミ・結びつく、韻です。ところが今は言霊エ次元にある人について考えているのですから「いまここでいかにすべき」の選択の心の構造の事です。とすると掻き寄せ結びつく心の動きとは主体の状態と客体の状況を見定めることを意味します。

宇宙意識の前にあって、言い換えますと、何ものにも囚われない精神全体の光に照らされて、主体と客体の実相がはっきり把握されるという個とてす。次にヒが来ます。

ヒ・ヒは表面に開く韻です。把握された主客の双方を満足させ創造に向かわせる言葉が生み出されることです。

リ・その言葉は心いっぱいに推し拡がっていくと、

ニ・心の底に行動の確固たる名目が定まり、

イ・それが心を推進し、

シ・結論に向かって集約して行きます。そして、

㐄・イマココにおける心に完成された結論・結果が確定されます。半母音㐄で終結します。

言霊エ次元に至って初めて母音半母音の自覚が整い、十音が横に揃って完全な五十音図そのままの思想体系の自覚が成立します。

ここではイマココの一念の内に発端も結果も見通された自由で円満無礙な精神の完成が目指されています。

因位の菩薩。

法華経に出てくる浄行・上行等の菩薩がそれで、自らは本性である宇宙意識の自覚を持ち、さらに業苦に沈んでいる他の大勢の人を救わんと努力し、その努力の結果、究極において人間精神の完成体である仏を目指す人です。

2。言霊エの天津太祝詞音図とそれで現される世界。果位菩薩。

イ・宇宙即自我の自覚。既に仏の位を得た人。

チ・この菩薩は宇宙全体を既に五十音言霊として把握しています。それゆえ父韻チは単に宇宙全体とか全身全霊とか言うだけでなく五十音言霊ず特に菩薩の次元である言霊エの次元の規範である天津太祝詞音図として現れます。精神宇宙に起こるいかなる現象もこの精神の究極規範である五十音の鏡の前に偽りの無い実相となって写し出されます。それゆえ、次に続く主体客体の実相であるキミは、

キ・五十音の鏡に照らされてその時処位が決定的に見定められます。

ミ・主客の実相が明らかにされれば、

ヒ・この二つを統合して新しい創造はどんな形をとるかはおのずと言霊図に基いて決定されます。

リ・言霊の上で決定された言葉は一般の世間の言葉の世界に拡大され、

ニ・行動の名分が定まり、

イ・行動が起こり、

シ・結論として終結に向かい、

㐄・結果が事実として確認されます。半母音㐄が成立します。

果位の菩薩。

観世音、普賢、勢至等の菩薩ですでに仏の位に住まわれたその仏が衆生済度のため下生してきた菩薩のことをいいます。

言霊エ次元に至って初めて母音半母音の自覚が整い、十音が横に揃って完全な五十音図そのままの思想体系の自覚が成立します。

ここではイマココの一念の内に発端も結果も見通された自由で円満無礙な精神の完成が目指されています。

言霊イの五十音言霊の世界。

イ・父韻チキミヒリニイシのそれぞれの生命意志の活動のリズムについて知っている。また父韻がチキミヒリニイシと並ぶ心の運び方とは、イマココの一点における社会的創造に言霊ウである欲望と、言霊オである概念的探求と、言霊アである感情面とを、どのように選んで運営していけば理想的社会を実現し得るかの運用法を示しているのだと知っている。

ですから、いま社会的に創造活動を起こそうとする時、心に自分が学び覚え知った限りの五十音図を行動の鏡として掲げることです。

チ・五十音図を心の戸として斎立て、

キ・そのうえで主体の実相を明らかにし、

ミ・そのうえで客体の実相を明らかにし、

ヒ・キミ双方を統合する言葉を言霊のうえで検討し、

リ・その言霊での言葉を拡大させて、

ニ・行動の眼目が出来上がり、

イ・行動して動き、

シ・結論が確定する。

◆◆↑↓◆◆

㐄・言霊ウ次元にある欲望を主体とする人との対応行為の中にツクムフルヌユスの八子音が、

次に、言霊オ次元に住む概念的探求をこととする人にたいする行為の中にトコモホロノヨソの八子音が、

また、言霊ア次元にある感情を主体とする人に対する創造行為の内にタカマハラナヤサの八子音が、

それぞれ言霊エ段に立って救済行為をする主体の側の心の中に心に焼き付けられるがごとく自覚されてくる。と同時に、

これら三種の対応気行為の自己の内面の実相としてテケメヘレネエセのエ段の子音をも確認することができます。

この合計三十二子音の自覚の成就が人間精神の理想体系の実現であります。

以上は客体世界に対応した音図して。

--次に主体側からする判断の活動が始まる-----------------------

特注)。 今という瞬間の五つの要素に現在-未来へ向かう動因が含まれているように、思惟判断には十拳の剣の理想的な思惟規範の主体の判断力が含まれている。当初は無自覚的に十拳の剣の判断力で分析検討している。

ここからは、

主体世界内自身の主客に対応できる音図、主体側から客体側を判断ことのできる音図を探す。先天的に理想とする判断規範を持ってはいても、主体側は自らの思惟規範を作ってしまうので、それを適応してしまう。

例えば正規の判断規範から既成の思惟構造を見ていくと、客体世界を相手にしていた人間の判断力の姿が明かされてくる。

そのことで主体内での理想的な判断規範を得る。(タケミカヅチノオの神)

客体側の反映する判断から、主体側からする判断を客体に反映させる判断への転換がおきる。(主体内真理は客体内ではまだ明かされていないので、のちに主観的であると同時に客観的でもある真理への道が探される。主観性のア・イ次元が処理・禊ぎ・身削ぎ・される。)

主体内での理想的な構造を示す言霊図としてのタケミカヅチノオの神の音図。

タケミカヅチノオの神の音図(主体的に完全な音図だが、禊ぎ・身削ぎされるものがまだある)

ア・イ・・・エ・オ・ウ

タ・チ・・・テ・ト・ツ

カ・キ・・・ケ・コ・ク

マ・ミ・・・メ・モ・ム

ハ・ヒ・・・ヘ・ホ・フ

ラ・リ・・・レ・ロ・ル

ナ・ニ・・・ネ・ノ・ヌ

ヤ・イ・・・エ・ヨ・ユ

サ・シ・・・セ・ソ・ス

ワ・㐄・・・ヱ・ヲ・ウ

主体内での理想的な構造というのは自分は正しいと言うだけの主張は誰でもできることになり、客観世界に適応されて原理として主観的でありと同時に客観的でもある真理とされたのではない。

--次に主観的な真理を客観世界に適応していく。文字表現。黄泉津よもつ国-----------------------

客観世界の正式な表現があきらかになり、(文字表現として表現されるの原理・客観世界の成り立つ原理)

主観的真理を用いて日常の客体世界を覗き見直してみる。(黄泉津国)

主観的な判断真理では手に負えないので、

禊ぎの方法を探る

--次に主客世界の絶対真理を打ち立てるアワギ原がある。禊ぎの準備。-----------------------

アワギ原の全体思惟規範に立つ

音図の流れ

(無自覚自然のスガソ音図→後天無自覚な音図→自覚された禊ぎの主体内での音図→禊ぎ準備の音図→理想的な精神規範としての音図)

アワギ原の音図(主客の世界全体の原)

「ア」オウエ 「イ」

ハホフヘ ヒ

タトツテ チ

サソスセ シ

カコクケ キ

マモムメ ミ

ラロルレ リ

ヤヨユエ イ

ナノヌネ ニ

「ワ」ヲウヱ 「㐄」

アワギ原の世界全体音図の上に主体世界の判断規範であるタケミカヅチノオの神の音図を載せる。

するとここに 衝き立つ船戸の神の音図が現れる。(客観世界を導くことができなかったタケミカヅチノオの神の音図をアワギ原に載せたもの。汚き=気田無き~禍を直し~そそぐ~実芽を得る。

衝き立つ船戸の神の音図

タケミカヅチノオの神の音図と同じだが、主体側に立っただけでなく客体側にも立っている。

ア・イ・・・エ・オ・ウ

タ・チ・・・テ・ト・ツ

カ・キ・・・ケ・コ・ク

マ・ミ・・・メ・モ・ム

ハ・ヒ・・・ヘ・ホ・フ

ラ・リ・・・レ・ロ・ル

ナ・ニ・・・ネ・ノ・ヌ

ヤ・イ・・・エ・ヨ・ユ

サ・シ・・・セ・ソ・ス

ワ・㐄・・・ヱ・ヲ・ウ

主体的であるが故に欠点を持つとすれば、その欠点とは主体的であること、自己の意志と感情を主張してしまうことです。

そこで理想的な思惟規範から意志と感情の次元を身削ぎします。

--次に天照大神の鏡----------------------

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