37【言霊モ】 木の神名は久久能智の神(くくのちのかみ)

37【言霊モ】 木の神名は久久能智の神(くくのちのかみ)

久久能智とは久しく久しくよく(能)智を保っていると解釈出来ます。木の神とは木は気で霊を表わします。空中を飛ぶ声は何処までも人の気持を乗せて飛びます。言霊モは森(もり)・杜(もり)・盛(も)る等に見られる如く木が繁茂する姿です。

言霊モに漢字を当てますと、藻(も)、裳(も)、燃(も)え、申(もう)す、潜(もぐ)る、……等があります。

木の神名は久久能智(くくのち)の神

言霊モ 久久能智とは久しく久しく能(よ)く智を持ち続けるの意。人が発声した言葉はそれ以後人との関係がなくなる、という訳ではありません。心はその言葉に乗って何処までも影響力を持ち続けます。木の神の木は気(き)、霊(ひ)の意。空中を飛んでいる言葉は気、霊を宿(やど)している事を示しています。

言霊モは裳(も)・萌(もえ)・燃(もえ)・設(もうける)・申(もうす)・詣(もうで)・藻(も)・もがく・持(もつ)・餅(もち)・盛(もり)等に使われます。